よろしかったら初めから めくるめくやさしさで

 読んでいる本の中で、阿木燿子の名字の読み方が「あぎ」ではなくて「あき」だということ(あき・ようこさん)だということを初めて知りました。
 「一番星ブルース」「プレイバックPart2」「サクセス」「DESIRE-情熱-」「夢一夜」「キッスは目にして!」「紳士同盟」「はがゆい唇」「愚図」「魅せられて」「想い出ぼろぼろ」「コスモスドリーム」「仮面ライダーBLACK」……等々、作詞作品には好きな歌がいっぱいありますし、子どもの頃ごくたまにドラマやバラエティ番組で見た時は「綺麗な人だなぁ」と思っていましたし(どことなく、母君に雰囲気が似てるんです)、芸能関係の中では割と積極的に「好きな人」の箱に入っていた方なので、名前を間違えて覚えていたというのは迂闊、大変失礼なことでした。

 1・2限が授業。私は基本的に冷暖房が好きではないので授業のクラスに入ったら冷暖房を切ることにしているのですが、コロナ以降は換気の関係もあり冷暖房を含めた空調の操作を中央(事務室?)に一任することになっているので、クーラーが入っていても我慢して授業をしています。
 今日のK市は全国初の猛暑日、それも2年連続の「全国初」だそう。何にせよナンバーワンは目出度いこと、なんて軽口も口にした端から溶けていきそうな陽気ではあります。コロナ禍モードではない通常運営ならF校にクーラーがつくのは6月の中旬からだったと記憶しています(親玉大学や大学病院やらはガンガンに冷房をきかせているのに)から、お生徒さんたちは助かったという思いなんでしょうかね(それとも、コロナ禍以前の2年前なんて、もう記憶にないのかしら)。

 昼休みを利用して一旦帰宅。入浴、クリーニングの引き取り。学校まで、Hさんに送って貰いました。「いけのっちゃんは本当に甘えん坊さんなんだから」なんて言われててへぺろする四十路。そのHさん家のお庭には夏本番になれば大葉と茗荷とがわんさかとだそう。曰く「大葉と茗荷とは買わなくて良いわよ」と。甘えん坊さんします。

 放課後は16~18時で東大文系現代文特講。07年の浅沼圭司『読書について』。07年の東大(文理共通)現代文は芸術学について、08年の東大現代文(宇野邦一)は歴史について。扱われているテーマが全く違うこの2つの年度の、設問(一)では全く同じ力が求められているということが(流石に解いている時には無理でもせめて解説を聞いた後で)判るかどうかというのは、現代文の力の有無を見分ける一つの基準になるかも知れません。
 先週(05年の三木清)に続いて2度目の120字解答、聴講生難渋、添削教員疲労、明日の未明も「SS(エスエス)」が続きますので、せめての前倒し。18時の特講終了後に1時間だけ添削をしました(漢字の採点と、問一のみ)。

 6/9の「自粛御膳」お呼ばれ編@Hさん家。
 茸御飯・鯖干物焼き・肉野菜炒め・小鉢3種。
 干物と御飯とは私の持ち込み。「Home Tap」の夏限定ビール(通常届く分とは別に追加注文した「BROOKLYN SUMMER ALE」)を解禁。だって猛暑日だから。