うれしい時に使う古典柄の伊万里が照れくさそうに

 迷子『プリンタニア・ニッポン』読了、★★★★★。SFには全く疎い(筒井康隆星新一萩尾望都川原泉……くらい?)私はただ表紙のキャラの「カワイイ」に釣られて買っただけなんですが、これは傑作なんじゃないのかしら、と思ったので(確かめるために)そのまま関西数学先生にパス。
 山口恵以子『焼肉で勝負! 食堂のおばちゃん(10)』読了、★★★★。独酌でいい具合にお酒が回ってきた頃に短編1作、良くも悪くもご都合的な勧善懲悪は老人が1話完結の『水戸黄門』を楽しむのと同じ感覚ですね。

 午前中は書斎で書き物や机仕事。今日は学校には行かないことにして、近所の中華「H」で辛麺を食べた後、西鉄に出て電車で薬院駅へ。
 薬院行きの目的は「B.B.B. POTTERS」という雑貨屋を観に行くこと。2階建ての店舗にお洒落雑貨(中心はキッチン用品)がずらりと聞いて訪問したら、相当な人気店らしくお客さんが大挙で、特に2階のカフェは密密の満席。いちばんの目的だった「焼いた秋刀魚の置ける皿」は適当なものが見つからなかったのですが、2階に展示されていた「yumiko iihoshi porcelain」のボウル(同型同色のボウルがマトリョーシカ状態で3つ、h80xw158mm/h61xw105mm/47xw75mm)に釘付け。丁度、L・M・Sのサイズの内のL・Mサイズくらいのボウルを求めていた所だったので、15分迷ってからセットで購入しました。実際は、「迷った」というより、跳ぶ前に呼吸を整えるのに時間がかかったという感じです(高かったので)。最後には「作った人の名前が母君と同じ」とかいうこじつけにも程がある理由にも縋って。他に「木村硝子店」の小さなグラス(重さゼロ!)を2点、1つはビール用でもう一つは日本酒用。ボウルとグラスとでかなりの出費だったので、他に興味があった小石原焼のコーナーでは物欲を抑えました。「B.B.B. POTTERS」から徒歩1分の雑居ビルに波佐見焼のギャラリーがありそっちも訪問してみたのですが、コロナの影響で現在はお休みでした。これはいずれリベンジ。
 「ジュンク堂」逍遙、背表紙読書1時間。釣果は少なかったですが割れ物の荷物が多かった(し、出費も大きかった)のでこれは運が良かったと思うことに。西鉄電車でK市に戻り、駅前百貨店の地下で食材を少しだけ買ってから帰宅。入浴後に、刺身コチュジャン和えを作成。今夜はHさん家です。

 9/12の「自粛御膳」お呼ばれ編@Hさん家。
 ハンバーグ・鰈煮付け・刺身コチュジャン和え・麻婆豆腐・砂ずり炒め。
 432蔵目・静岡「萩錦」(土地の詩 Summer Limited Edition)。
 刺身と日本酒とを持ち込み。料理は最早バイキングの勢いで流石にお米はご遠慮。そして、キリン「Home Tap」はそろそろ潮時かなぁ、ということで解約手続きに移ります。贅沢気分で「お呼ばれ編」を盛り上げてくれました。