女子力を身につけた男子が新しい市場を創り出す

 秋山千佳『東大女子という生き方』読了、★★★★。9人の「東大女子」(年代の幅広さが凄い)、1人の「東大男子」、及び上野千鶴子元教授へのインタビューを通じて、家族(特に母親)や周囲の男性から女性性を強制されることによる「女子」の苦しみ、そしてそこに「東大」という冠が着いた故に更に酷く・複雑になる苦しみ、をあぶり出す。
 東大に入る前には「女の子が学歴をつけたら行き遅れるよ」と母親から言われ、東大に入ったら今度は学生たちの「東大女子お断り」サークルだったり男性教官たちのホモソーシャルな絆(!)が強すぎるアカデミズムの慣例だったりに辟易し、卒業時には就職差別、就職後には周囲の嫉妬から家庭での子育ての問題まで……って恐ろしいな。
 東大新入生に女子が占める割合はまだ2割ちょっと、これが3割を超えたら集団として(無視したくても)無視できない勢力になる。例えば女子に対する(進学後の)生活支援だったり、東大の努力も度々話題になるんですけれども、それがなかなか結果に結びつかず。さて、東大の次の手はなんなんでしょうか(特定の教科科目の易化・難化によるコントロールの試みは、男女間の学力の性差に対する社会的イメージを強化するという理由で成され得ないのではないか、と思っています)。

 消費期限まで十分に日にちがある状態で6日入りの卵を購入して、結局使い切らないまま3個を余らせてしまう訳ですから、自炊において余り卵を使いたがらない人間だということが知れます。が、捨てては勿体ないので昨日は3個をゆで卵(沸騰したお湯に入れて8分半)にして、冷蔵庫で冷やしておきました。
 で、朝、冷蔵庫にコンビニで購入した(これまた消費期限を数時間過ぎた)コールスローサラダがあることに気づいたので、これはモーニングをたまごサンドでやれと神様が言っているのだと思い立ち。家にはマスタードなどないので、代わりに「軽井沢いぶる」の燻製黒胡椒をたっぷり入れることにしよう……となると出来上がったたまごサンドはビールの親友みたいな味になるのは解りきっている……ので、コンビニに走って食パンを買ってくる序でに牛乳も購入。
 作ったことはありませんが作り方は知っています。ゆで卵2個、フォークで潰す。マヨネーズ、燻製黒胡椒、牛乳ほんの少々を入れて更に混ぜる。食パンにバターを塗った上からたまごを塗っていく。もう一枚の食パンを重ねた後、四方の耳を包丁で切り落とす。正方形を包丁で切り分け、対角線で2つの直角二等辺三角形にする。

 3/28の「自粛モーニング」。
 たまごサンド・コールスローサラダ・牛乳。
 燻製黒胡椒が良い味、やっぱりこれはビールの親友ですが、鉄の意思で我慢して今し方買ってきた牛乳を飲む。本日夜はK市いちばんの懐石「G」ですので、全ての照準をそこに合わせるのです。

 本日、学校には行かずに書斎で仕事を。朝食後の10時から15時半までノンストップで時間割の作業、他色々。15時半から本日2回目の入浴、着替えて自宅を出発。
 先ずは20分弱歩いて西鉄K駅周辺を散策(喫茶店を探したのですが、どこもお客さんが多くて入れませんでした)。西鉄を諦めて更に20分弱歩いて原古賀町(←ローカル地名)へ。目指す懐石「G」の道向かいに「マクドナルド」があるのは解っていたので、そこで珈琲読書をすることに。広々とした店内ですが、客は私一人。アイスコーヒーを買おうと思っていた(歩き回って汗をかいたので)のですが、店内換気の窓開放がちょっと寒かったのでホットコーヒーにしました。私一人の店内客なのですが、厨房にはバイトさん沢山、客もいないのに何をそんなに忙しそうに焼いたり包んだり詰めたりを、と思ったら続々と配達の注文、及びドライブスルーの客が来ているのでした。読書1時間。

 読んでいた本の「キリ」が見つからず「マック」を出るのが遅れ、18時半の約束ぴったりに(「つもり」よりも10分弱遅く)「G」に到着。そのせいで、もう一年以上「G」での月一さし飲みを続けているのですが、今回初めて後輩数学先生が私より先に到着していました。彼に飲み物のメニュー(値段)を見せないように私が早く着くというのを続けていたのですが、流石に「メニュー見た?」とは聞けず。

 3/28の夜は「自粛御膳」をお休み、K市一の懐石「G」で後輩数学先生とさし飲み。
 ①若牛蒡・行者大蒜・サエズリ
 ②八寸
 ③新和布・合馬筍・赤牛・独活
 ④鯛・細魚・烏賊・喉黒
 ⑤黒鯥・コゴミ
 ⑥牛ステーキ・ウルイ・蕾菜
 ⑦唐墨
 ⑧蛤・車海老・湯葉・アオサ
 ⑨鰊蕎麦
 ⑩大吟醸アイス・フルーツ
 話題は新年度からの仕事のことが中心。ドリンクはビールからワイン赤・白。来月から料理が値上がりすること、私のコロナの保険金がおりること、の2つの理由で今回は一番高いコースを選ぶ清水な夜にしてみました。