ある日ふっと

 土曜の夜に、F校の構内にイノシシが侵入した、という知らせに「?」となる。一瞬、意味が分からなかったのですが、文字通りの意味だと知って時間差で驚くことになりました。近郊の高良山にイノシシが居るのは知っている(車窓から見たこともある)のですが、それが餌を求めて下山してきたというのでしょうか。秋田の熊みたいなもの?
 取り敢えず、職員(と生徒と?)には、行政のHPを引用してイノシシに出会った場合の対処法を説明したプリントが配られました。実感が湧きません。

 通常出勤、先ずは職員室で後輩数学先生に「マル獄シリーズ」のバッグ(茶色)をプレゼント。社会人の礼儀で「有難う」とは言ってもらえましたが、頼んでもないのに何故こんなものを? という片付かない顔は隠しようもありません。でしょうねぇ。
 時間割業務、放課後特講の板書準備。明日は高校1年生・2年生が参加するクラスマッチ(球技大会)で、雨天時(1週間延期)の時間割案は勿論作っているのですが、明日は確実に晴れるという予報なので公表はしませんでした。16時から文系東大特講、10年の阪本俊生『ポスト・プライバシー』。これは、前々回の00年(加茂直樹)、前回の04年(伊藤徹)と比較したらまだ楽な方じゃないですかね。平均点も(あくまで私流の採点ですが)半分を上回るでしょう。特講中、生徒が問題を解いている間に卒業生某くんと面談(奨学金申請の文章添削)もありました。

 特講後は、後輩数学先生の運転で小料理屋「U」に送ってもらいました。今日は珍しく常連さんの訪問が私以外無く、カウンターには数度目らしき人生の大ベテラン3人組、初訪問らしい2人組。突き出しはポテサラ、蓮根鶏肉の煮物~南瓜竹輪の胡麻炒め~ホットサラダ~賄いカレールー。
 いつもなら「U」の帰りには西鉄K駅構内で食料品を買い込むのですが今回は無し。明日は大きめの飲み事があって、買い物は自炊再開の明後日にやります。帰宅後は、昨日作ったスープの残りで軽く飲み直してから就寝。

 手に入れた研ナオコのアルバム6枚の内の1枚を聴いてみました。『Naoko Mistone』、素晴らしい。シングル曲ゼロの企画アルバムですが、これが40年間一度もCD化されたことが無かった(収録曲の中の僅か1曲がベスト盤に入ったことがあるだけだった)というのは本当に勿体無いことだし、ご本人もずっと口惜しかったんじゃないかなぁ。
 『Naoko Mistone』はジャズですが、80年代の研ナオコサウンドは今流行のシティ・ポップでしたから、6作品のCD化は世界的なブームの後押しもあるんでしょうか。