執拗く黙っている。

 どうでもいい話(しかこの日記には出てきませんけれども)。
 昨日の日記に出した料理名「鶏とさつま芋の照り塩バター」。これは『DAIGOも台所』で放送された正式な(?)名前なのでこれで良いのですが、自分で勝手に作った料理の名前を書く時に、ちょっと困ったことがあります。私、2つのものを並列させるときは、「AとB」ではなく「AとBと」と書く(『天と地と』はやっぱり『天と地』ではないですよねぇ)んですけど、料理名の時は何となく「AとBと」だと「それじゃない感」が出てしまう気がして。「鶏とさつま芋との照り塩バター」「鮭と舞茸との炊き込みご飯」……違和感。

 本日の高3共通テスト(←名称嫌)対策授業は、センター試験ではなく本物の共通テスト(←名称嫌)についに手を出そうと、センターの名称が共通テスト(←名称嫌)に変わった最初の年度である21年の評論を扱うことにしました。12356限の5コマで香川雅信『江戸の妖怪革命』、水木チルドレンには冥利です。
 先ず、この本のここを切り取って現代文の問題を作ろう、と決めた方の目が素晴らしい。センター試験として作問していたら、かなり後々まで使える良問として残ったんじゃないかなぁ、と。ただ、共通テスト(←名称嫌)の新形式に拘ったら、設問にはアラが出ました。問一の漢字「ミンゾク(民俗)」の誤答選択肢にある「ゾク(属)」がわずか3行前の本文に出て来る、なんていちゃもんは障子の桟かも知れませんけど、最後の設問はやっぱりヘンですよねぇ、問5の(ⅲ)。芥川『歯車』を引用して本文との関連を問うという趣旨らしいのですが、複数文章を対比的・類比的に読解させる……という共通テスト(←名称嫌)国語が執拗くお拘りになるコンセプトで作問するなら「両方を読まないと解けない」問題にしないと意味がない。『歯車』の引用だけ読めば消去法で答えが出る(『江戸の~』本文は要らない)というならその設問は無くもがなです。
 ただ、繰り返しますけど文章は読んで考えて益のあるもの(「妖怪」フリークだからの贔屓目ではなく)。是非解かせたいと思った問題です(解説も設問というよりは文章寄りのものにしました)。因みに、私、授業では毎回、板書右端の筆者名・出典名の隣に筆者の生没年と肩書きとを書くのですが、今回は漢字の出題に「民俗」があり「民俗学者」と書けず、已む無く「妖怪学者」とか「妖怪博士」とかで誤魔化しました。

 定時帰宅、入浴、自炊。本日は、スーパーで買った温泉水・豆腐を使って武雄温泉名物の温泉湯豆腐です。先ずは豆腐だけ、透明の水が真っ白に変わるまでぐつぐつ、「梅の花」で買った豆腐専用のたれで頂きます。その後、スプーンを箸に、たれをポン酢に換えて、鶏しゃぶ・野菜でお鍋。〆は餃子の皮をしゃぶしゃぶ。この出汁は、保管せずに捨ててしまいます(リゾット風の雑炊とかには使えるのかもしれませんが)。