差し歯が急にぽろりとはずれて

 本日は半ドン1~4限には担当授業が無く、放課後遅く16時~18時で特講(東大理系現代文)がある日なのですが、朝出勤前に歯を磨いていたら(正確に言えばフロスを使っている途中で)昨年末に歯に詰めたセラミックがぽろり、と。5年保障の保険に入っていてタダで詰め直してもらえはするのですが半年というのはちょっと早過ぎる気もします。取りあえず、自宅マンション横の歯医者に電話をしたら事情が事情ということで今朝の予約帯を融通してくれたので、本日は急遽年休にして午後から出勤することに。
 歯科予約11時、元々昨年末の治療終了後に季節に一度程度の(4ヶ月おきくれいの)メンテナンスを行うという約束をしており、4月新年度の仕事の予定が決まってから5月の予約をいれるつもりだったのですが緊急事態宣言でそれどころでは無くなっていたところ。と言うわけで、本日セラミックの詰め直し(これ自体は30分程度で終りました)の後、改めて6/11(金)にメンテナンスの予約を入れました。歯石を取ったり汚れを落としたりというお手入れを、上の歯で1日、下の歯で1日、計2日に分けて行うそうです。

 詰め直しの直ぐ後で食事をしても構わないと言われたので、お昼は自宅隣に昨年末にオープンしたピザ屋「P」を初訪問。訳あって働き辛さを抱える若者たちの就職支援をという経緯で建てられたお店だそうで、マルゲリータが690円とお手頃で割と美味しかった(23cmですので一人でもスナック感覚でペロリです)。人生のベテラン夫婦、小さな子ども連れママ友、中学生の友人同士、と客層がファストフードとかファミリーレストランっぽく。持ち帰りや冷凍もあるそうなので、今度利用してみようかなぁ。

 土曜日は13時退勤でそれまでの年休を出しているので出勤時刻に縛りは無く、学校入りはゆったりと14時半。時間割作業を少し行った後で特講の準備。今日は84年の西部邁で、これは水曜日に文系相手に行ったものと同じ。土曜の特講なので添削は明日行い、月曜の朝のSHRで返却してもらいます。

 5/29の「自粛御膳」お呼ばれ編@Hさん家。
 ウニいくら丼・鶏団子汁・刺身4点・鶏ハツ炒め・ポテトサラダ・小鉢2種。
 日本酒「常山」「にいだしぜんしゅ」と焼酎「焼き芋黒瀬」とを持ち込み。休み前だからと飲み過ぎ(19〜22時)まして……

もしも夢の世界で あなたがちがう人になってても

 演劇部とテニス部とが大会に出場する、その引率顧問の出張に伴う大幅な時間割変更が生じ、物理的にキツくて禁断の「自習」を作る他はどうにも……というところまで追い込まれた果て、とある1学年だけ授業・休み時間を5分短縮する特別日程にすれば何とか巧くいくぞ、と気づいた瞬間に目が覚めました。
 「夢の中でもかよ」
 二度寝の前に、見た夢の内容をTwitter140字×2、で投稿していたらしいです、私。

 何故「らしいです、私」なのかと言うと、起きてその2つの呟きを見ても投稿したという記憶が無かったから。夢ネタ投稿なんて初めてで、これほど解りやすいTwitter依存症の症状もありません。

 本日は、5限に教務部の会議がある以外はノルマ無し。午前中は、次回の東大現代文特講で扱う05年・三木清『哲学入門』を解き直して解答例の作り替えを行いました。東大二次の解答例は定期的に推敲する「鰻のタレ」なんですが、この05年は特に彫琢が愉しいです。やればやる程に予備校・赤青本の解答解説から乖離していき、「若しかして私、全く的外れな内容を授業してたり?」など考えるヒリヒリ感がたまりません。

 16時から年休を取って、西鉄K駅まで出て買い物。書店→デパ地下→スーパーマーケット→酒屋。最後の酒屋では、Hさん家にお持ちする焼酎(一升瓶)を購入して、来週火曜に追加で瓶ビール20本(1ケース)を届けてもらうよう注文も。前回品切れだった「クラシックラガー」をお願いしています。

 5/28の「自粛御膳」。
 麻婆風混ぜそば・鯛カマ煮付け・うるめ鰯刺・小鉢5種。
 日本酒は最近美味しかった銘柄のアンコール注文で福島「にいだしぜんしゅ」の純米吟醸(生酛)。そろそろ無くなる瓶ビールは前述の通り追加注文済み。宣言延長という現実は受け容れたくないですが、籠城準備はします(自宅がどんどん好きになってしまう……)。

お勉強しといてよ

 安野光雅『語前語後』読了、★★★★。偏屈素直が躍如の短文集。
 近田春夫『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』読了、★★★★。ミュージシャンの自伝なのに、読んでも読んでもなかなかデビューしない。前半(デビュー前)の多岐にわたり過ぎる人脈が、後半で次々に回収(?)されていく様は見事です……つまりはまぁ、小説みたいな人生ってことなんですかね。

 2時起床、書斎で文系特講の添削。木曜未明の添削が最も大変(次回からは21世紀、120字解答も入ってきます)。やらないという選択肢は無いし、翌朝返却を先延ばしするという選択肢もありません、と言うと何だが五輪推進派みたいですね。44枚、朝のSHRで返却してもらいました。
 授業は3コマですが、これは昨日と同じで定期テストの答案を返却すれば後は演習監督をするだけで身体は楽……なんですけれども昼過ぎから既に眠気が。木曜日は、他の曜日より心なしか視界が暗いんですよね。光が嫌いなら毎日2時に起きて働いて、明るい内に飲んで寝ればいい。そうしたら少なくとも体感と視界とは、ずっと真夜中になるのに。

 5/27の「自粛御膳」。
 クリームシチュー・マグロ納豆・ポテトサラダ・野菜酢漬け・小鉢4種。
 366蔵目・福井「常山」(純米超辛)。
 Hさん家で昨日頂いたお土産のシチュー・昼休みに学校近くのスーパーで買った安いマグロ冊(と、賞味期限切れの納豆)・作り置きの酢漬け、後はビールで至福。早朝添削で2時半起床の身体、前述した通り18時半はもう真夜中です。

踊ってるだけで退場 それをそっかそっかっていって

 朝日新聞の社説「五輪中止の決断を首相に求める」がTwitterのTLで褒められていました。冒頭部分の画像を見たのですが、内容は至極真っ当(当たり前)で、それより何より真っ先に浮かんだのは8行目の冒頭に「々」(踊り字)が来ていたことへの「?」でした(「人々」の「々」)。行頭の踊り字ってOKでしたっけ? 生徒の文章なら一律禁止で添削するんですけれども、確かにきちんとした根拠の有無については深く考えたことがなかったです。
 私は「コロナだから」東京五輪に反対なのではなくて、そもそも平時だろうがなんだろうが反対という立場です。

 本日、授業は1・2限。テストを返却した後、センター現代文(評論・小説)を丸ごと。演習監督だけですから身体は楽です。放課後16時~18時で東大文系現代文特講、教材は84年の西部邁『経済倫理学序説』。この問題は35年超を経て今なお生徒に解かせるべき問題(読ませるべき文章)だと思います……「遊び」としての「言論(学問)」について論じた文章が勤務大学の入試に取り上げられた少し後に教授会のゴタゴタで大学を去るというのは皮肉な展開ですが。
 解答解説プリントの筆者紹介の所には、仲が良かったり悪かったりした小林よしのりと2人で喋ってるシーン(よしりんのイラスト)を載せたんですが、後で某くんから「先生は『ゴーマニズム宣言』を読まれたことがありますか?」と聞かれました。「だって、僕、リアルタイムよ?」と返したら「そうなのか~、羨ましい!」ですって。そうか~?

 5/26は「自粛御膳」お呼ばれ編@Hさん家。
 クリームシチュー・シャケ塩焼き・野菜肉巻き・ゴーヤチャンプル。
 「Home Tap」に「島美人」4合瓶、日本酒(開いてた2本)をご提供。予想通り、「総乃寒菊」はHさんのお口に合ったようでした。さて、次の約束は土曜日、2日あったら焼酎の4合瓶は空いてるでしょうから、新しい焼酎をお土産にしましょうかね。

明日という名の 街をめざして

 最近購入したCD2枚。
 小室等『音楽活動50周年ライブ~復興~』、★★★★。2011年7月11日のライブ録音なのでタイトルは「復興」。小室氏は自作解説にて「『復興』などやってくるとしても遙か遠い出来事であることは思い知った。ただ、(中略)音楽の中で『回復』が可能だった」と語り、ライブは「ミュージシャンであるところの自分自身の『復興』だった」と総括しています。その「回復」「復興」の過程が活き活きと伝わってくる本作を、10年後に今度はミュージシャンが音楽そのものを取り上げられようとしているコロナ禍の今聴くというのは皮肉です。谷川俊太郎・賢作親子を迎えた詩の朗読、盟友・井上陽水とデュエットする「雨が空から降れば」「結詞」、大好きなソロ曲の「夏が終る」「国境のアゼルバイジャン・コニャック」、と聴きどころは満載。「比叡おろし」が入っていないのは残念ですが、カバーしていることを知らなかった「ベヴェトナミーズ・ゴスペル」(おおたか静流)が収録されていたので相殺。
 『映画ドラえもんうたの大全集』、★★★★★。この物量(4枚組82曲)に圧倒されたら★5つはもう仕方ないです。こちらも50周年(2020年時点)の作品、時系列に曲が並んでいますが私が映画館で実際に観たのはDISC1の20曲(大山のぶ代ぼくドラえもん」~武田鉄矢一座「夢の人」)までで、DISC2以下の25年分にはそこほどの思い入れはありません(2018年の星野源ドラえもん」も正直ピンとは来ません)。ですけれども、矢沢永吉・ゆず・スキマスイッチBUMP OF CHICKEN福山雅治PerfumeKis-My-Ft2秦基博・miwa・山崎まさよし平井堅星野源……等々の曲が1作品の中に収められてるというのは端的に凄いことだなぁ、と思いながら1巡。因みに、82曲中、私の思い入れで断トツなのは堀江美都子「君がいるから」で、この曲はミッチの膨大すぎる曲群の中でも3指には入れたい(他の2曲は『魔法少女ララベル』の「あなたへ」と、『山ねずみロッキーチャック』の「緑の陽だまり」)。

 定期テスト最終日。6時入りの学校で14時半までデスクワーク。定期テストの採点・集計・解答解説プリント作成まで終わらせた後、腰を据えて時間割の作業。7月末(前期)及び8月末(後期)の高校課外授業(高1Aは6限、それ以外は4限授業。高3は5~6限の時間帯に特講あり)の時間割を組みました。本来は、高校各学年の教務部の先生が(各学年の特殊事情や要望を踏まえて)組んだものをすりあわせるのですが、このすりあわせ(場所・人員)が毎年意外と面倒臭いので、今年は時間割担当の私が3学年分一気に作りました。叩き台を作って、その後で各学年の要望を聞いた方が早いんですよね(何でこれまでそうしなかったんだろう、とやってみて思いました)。

 5/25の「自粛御膳」。
 ところてん・チゲスープ・鶏竜田揚げ・小鉢6種。
 365蔵目・千葉「総乃寒菊」(愛山50 Red Diamond)。これは美味しかった、「もりき」で調教された舌なら絶対好きになる甘さなので、明日の「お呼ばれ編」でHさんに味見していただきます。

どこか遠くへ 知らないとこ 目指して

 TwitterのTLでは田村正和追悼で、『古畑任三郎』2021の犯人役妄想が怒濤。私もリアルタイムで(割と夢中で)観ていた当時は、あの人やあの人にやって欲しいなぁ、と願っていた芸能人が何人も居ました……と思い返せば、90年代の時点で既にベテラン枠に入ってた女性が多かったです。大竹しのぶだったり浅野温子だったり田中裕子だったり吉行和子だったり岸田今日子だったり、はたまた中島みゆきだったり由紀さおりだったり(吉行和子中島みゆきとは今でも本気で観てみたいなぁ)。

 本日、定期テスト3日目。私は監督業務がないので、14時まで採点及び時間割業務をして、その後に年休を取りました。帰宅後に入浴とお炊事。16時という時刻にかしゃぷしゅ~する背徳。

 5/24の「自粛御膳」。
 ロールキャベツ。生春巻・マカロニサラダ・冷奴・野菜酢漬け・小鉢4種・カルピスヨーグルトゼリー。
 364蔵目・東京「刀美」(特別純米酒)。
 ロールキャベツはHさんのお土産。「ナガノグラス」のお化けのガラスに、自家製のデザートを入れました(カルピス原液・ヨーグルト・粉ゼラチン)。これがまた美味しかったんですけど、私はいったいどこへ行きたいのか自分の目的地が見えなくて不安。

美しいこと

 早朝起床、家事・入浴の後で7時に学校入りして定期テスト明け(水曜日)の授業準備。定期テストの答案を抱えて9時に帰宅、書斎で採点業務。早い時刻に学校での仕事を済ませたのは、午前中(大体9時~11時半頃)到着の宅急便(酒です)を受け取るため(10時に届きました)。
 高3現代文の採点。本文に「アプリオリ」の語があったので傍線、戯れに日本語訳(先天的・先験的)と対義語(アポステリオリ)とを問うたら、前者は殆ど書けてますしし後者も(高2の授業で少し喋っただけなのに)半分以上正解で流石(倫理でも習うのかな)。誤答の中では「ディカ・プリオリ」というのがキラリと光っていました、「あの美は先天的でしょう」とお返事メモ。

 11時開店の近所のラーメン屋「M」で昼食。普段ならここでビール・焼酎など飲んで一日を仕舞うのですが現在は酒類提供不可でお店的に不可能ですし、私の方も夜にHさん家へのお呼ばれがあるので昼酒は出来ません。というわけで、一日は始まったばかり。電話して確認をしたら営業しているということだったので、今日は天神に出て久しぶりに「ジュンク堂」に行くことにしました。

 K駅から天神までの西鉄特急は(往も復も)乗客が少ないなぁという印象でしたが、天神の街中の人手は割合に多く。ただ、以前(芸能イベント系の会社で働いていた当時の)オツカル様から「市松で客席が半分埋まっていたらステージ上からは満席に見える」という、今考えたらコロナ禍のことを言い当てていたかのような話を聞いて以降、多いなぁとか少ないなぁとかいう自分の印象をイマイチ信じられなくなっています。ジュンク堂のカウンターの行列は、やや短かったのかな。
 K市に戻った後は、スーパーで若干の買い物をして帰宅。TwitterのTLの影響を受けて、カルピスの原液など購入してみたり。

 5/23は「自粛御膳」お呼ばれ編@Hさん家。
 おにぎり・ロールキャベツ・鰹たたき・肉じゃが・小鉢3種。
 鰹たたきは四万十名物料理の藁焼き、通販で買うと高いのですが市内の酒屋「T」が常備しているのを先日(美容院帰りに)買いました。塩だけでいけます。

五月の半ばに 一つ増える

 小学生の頃に観た『ドリフ大爆笑』のとあるコント。登場するのは文豪役の和田アキ子と、編集役の仲本工事
 恋愛小説を執筆中の和田アキ子、浮かんだ文章を口に出しながら身振り手振りで自演している内に動作が段々と大きくなり、いつの間にか隣に控えていた仲本工事をボコボコにしている、という内容だったんですけれども。今はこういうのは放送出来ないのかな、とにかく小学生の私は単純にケラケラ笑いながら観てたと思うんですが、暴れる和田アキ子が途中で「半ば」を「はんば」と発音した(台本の字が読めなかったのでしょう)瞬間にすっかり醒めてしまったのが記憶に残っています。
 芸能人だって、義務教育レベルはさぁ、とは。

 6時学校入り、2日前の文系コースの答案添削(京大・青柳瑞穂)を少しだけ。7時過ぎに用事があって高校寮に少し。後は添削の続き。1限が現代文の出題でしたが、この採点は基本的に明日に回して、午前中は京大の添削をガシガシ。これは12時までに終わらせて、生徒下校時に返却をしてもらいました。他には、第2回定期テスト(7月頭)までの時間割変更の予定案を作って印刷、職員室教員机上に配布、午後には国語科の会議。終了14時半。

 学校近くのスーパーで明日以降の食材を買い込んでから帰宅。野菜の酢漬けその他、幾つかを仕込みました。
 酢漬けに使った商品は「美味酢」という直球のネーミング、そのまま漬け酢にもなるし御飯にかけたらあっという間に酢飯に、というヘボ自炊の救世主です。行きつけの美容院「G」の店長さんのご推薦、ひとりでできないもん。

 5/22は「自粛御膳」をお休み、懐石「G」で後輩数学先生と月イチ恒例のサシ飲み。
 前菜・八寸・椀物・刺身・魚料理・肉料理・蒸物・蕎麦・デザート。
 酒類提供無し(持ち込みも不可)の時短営業、お茶だけで2時間半(17時半?20時)を過ごしました。酒代が不要な分お店に協力をと思って何時もよりコースのグレードを(店でいちばん良いものに)上げたら、質・量ともにカンスト状態(←最近覚えた言葉、使い方が合ってるかは知りません)でお腹がちとくちい。
 帰りは後輩先生の車で送迎して貰って、その後は居間で(味の記憶だけを肴に)ビールを飲みました。別腹。

 緊急事態宣言、きっと延長されますよねぇ。「G」ももし6月以降の延長が決まったら、6/1以降は宣言があけるまで店を閉めるということでした。来月分の予約はその後ということになります。

タピオカに眉毛を描いた者又はその行為に関わった者

 定期初日。
 理由あって(コロナは無関係です)数年ぶりに高校寮に入ったら、巡回中の新任寮監氏(多分、自衛隊上がりですよね)に割と厳しく誰何されていつものようにキョドり、そうだ珍名なんだから書いた方が早いとお手持ちの記録簿をお借りして名字の池ノ/
 「ああっ! 池ノ都先生でいらっしゃいましたか失礼をっ! マスクでお顔がいやもうTVではかねがねっ!」
 恥ずかしいやら気まずいやら、っつか「かねがね」って何よ。

 数年ぶりに高校寮……具体的に言えば5年ぶりですかね。
 私が高校67回生の外進高1A組の担任をしていた当時、担当クラスの寮生男子某くんがなかなかに奇天烈なタイプで、朝起きられないもちょっと寝たいガッコ行かないみたいな駄々をこねて布団から出たがらないというのが続いて寮監さんの手に負えなくなったんですね。で、どしましょ、と相談を受けまして。
 毎日起こしに行ったんですよ、寮の起床時刻7時に。どうせ私は5時6時に学校入りしてるんだからちょっと寮に立ち寄るくらいなんちゃないことでしたんで。で、その某くんの部屋に入って掛け布団を剥ぎ取ったらまさかの全裸だったんで初日はちょっと叫びましたよね。裸族かい。
 初日は驚いたけれど、まぁ2日目からは慣れましたよね。布団を剥いでパンツを履かせてベッドから引きずり出して、問答無用でシャツと制服とを着せたら、流石に諦めて食堂に朝食を摂りに行きますよね。で、ものを食ったら目も覚める。
 某くんのその後は略、現在は東大生(のはず)です。本日、寮母さんとは「池ノ都先生、お久しぶりです!」「某くんの時以来ですよねぇ、お懐かしい!」というやり取り。

 私の高3現代文出題は明日。今日はゆったりと問題作成をと思っていたのですが午前中は理由あって(コロナ無関係です)潰れてしまい、午後いっぱい(12時~17時)を使って問題作成を。文系・理系2種類。問題自体は頭の中に出来上がっていたのでそれをアウトプットするだけではあるのですが、鋏と糊とでチョキチョキペタペタしたり、PCに向かってカタカタやったり、ペンと定規で本文に傍線を施したり解答用紙の線を引いたり、何だか地味な作業が色々とあるんです。結局これだけで終業時刻を迎え。

 5/21の「自粛御膳」。
 冷やし中華粥・焼売・烏賊納豆・キムチ奴・湯葉コロッケ・小鉢5種。
 363蔵目・千葉「五人娘」(しぼったまんま)。
 冷蔵庫のお掃除で出てきたもの(納豆の賞味期限は5日前!)と昨日の余り物と。コロッケだけは退勤路の豆腐料理「U」直売所の売れ残り半額のやつを買いました。冷蔵庫を綺麗にしたら、明日の夜はちゃんとした美味しいものを店で食べます!(K市でいちばんの懐石「G」、但しお酒無しの時短営業ですが)

タピ セツコがいなかったので…

 筆者タイトル他全てを秘する必要がある本を一冊読了、★★★★★。要するに入試・模試関連の素材に使うってことなんですけれども。
 RENA『本橋兄弟(4)』読了、★★★★★。これも素晴らしいと思うんですけれども。比べるもんじゃないとは思うんですけれども。

 和山やま『女の園の星(2)』読了、★★★★★。これがもうね。
 職員室の給湯コーナーで湯飲みを洗っていたら、お茶を注ぎにいらした世界史先生に話しかけられて。
 世「休みの日に街中で生徒とすれ違ったりしたら」
 国「はい」
 世「隠れますよね?」
 国「はぁ……」
 世「プライベートは見られたくないじゃないですか」
 国「オンオフのオフってことですか?(←言った直後に失礼と気づくももう飲み込めない)」
 世「ジュンク堂の漫画コーナーに居るところとか絶対見られたくないじゃないですか」
 国「はぁ(←blogで読了本を全部晒している)」
 世「大体、昔って、生徒、街中で出会ったら隠れるのが普通でしたよね」
 国「あ~、学校外の教員は見たくないし学校外の自分は見せたくないってのはあったかも(←寮生で内外の区別がなかったのでよく分からないながら話を合わせた)」
 世「でしょう? なのに、今は『せんせ~』とか手を振って向こうから」
 国「他人のオフ(←失礼を重ねる)を見るのに抵抗がないんですかね。まぁ、芸能人までがネットで積極的に晒す時代ですし……」
 ……と話しながら、次第に自分がさっき読んだ『女の園の星』の職員室に紛れ込んだような感覚がしてきたのに途中でドキリとしました。そんなにのめり込んでるんですねぇ。

 2時半起床、お風呂にお湯をためながら45分間添削、入浴後に3時間添削。洗濯物を畳んで洗い物を食器棚に戻して母君のお供えを取り替えて、着替えて徒歩通勤、学校着7時45分。添削済み40枚超の答案の得点集計を済ませたら各クラス担任の先生の机上に束をお届けしたら特講業務は終了。今回の88年第一問(鈴木忠志)・次回の84年第一問(西部邁)は設問が3題しかないので、添削は4時間ちょっとあれば終了します。が、次々回の05年第一問(三木清)は設問が全部で5題、しかも内1つは120字解答と来ていますので、40枚を添削したら5時間どころではききません。この辺りから、何となく「勝負が始まったな」という感じになるかな。

 明日から第1回定期テストが始まる関係で、今日の時間割はいつもの木曜日と若干変わっていて、通常の共通テスト(←名称嫌)対策授業3コマに加えて、6限に昨日特講をやったばかりの文系東大志望組の二次対策授業が。内容は京大08年の青柳瑞穂随想。別に「2日も連続で未明の添削なんてやってられるかい!」という理由では無いんですが(もやしっ子ですがそれ程ヤワではないです)、この添削は明日の返却をしないということを授業内でお生徒さんたちに伝えています。理由は、厳しい点数のついた添削が定期テスト途中で帰って来るのが精神衛生上あんまり良くないかも知れないというもので、これは土曜(定期2日目・翌日が日曜中休み)の帰りに返すことにします。

 5/20の「自粛御膳」。
 ところてん・カンパチカマ煮付け・タン塩レモンサラダ・野菜オーブン焼き・小鉢5種。
 362蔵目・愛知「金鯱」(寒造り しぼりたて 特別純米生 貯蔵酒)。炭水化物の代わりにところてんを置いてみたらいい感じ、次の買い物で何食か分を買い込むことにします。一度「いいな」と思ったら割と長い間続けられるんですね(冬は「もりき」で一週間湯豆腐とか)。これも「日常性の維持」なのかしら。