はやく起きた朝は…

 ……で、起きたら4時でした。明けましておめでとうございます。

 未明の起床、そのままお風呂を溜めて入浴、5時半には居間のおコタに入ってぬくまっています。取り敢えず今日の予定は……どこにも行かずに飲むだけなのは決まっているから……何時に何を食べるのか、Hさんへのお詫び電話を何時にかけるのか、飲みながら観るTV(三が日は本を読みません)は何にするのか、等々を考えます。冷蔵庫の中には、年末に買ったまま(Hさん家にお呼ばれしたので)食べなかった年越し蕎麦のセット、割烹「G」のおせち、雑煮用の食材があります。朝は雑煮にしようかな。TV番組の録画消化は、例えば『紅白』ならユーミンを中心に2度以上観る箇所を録画編集しながらという形にしよう。その前に地上波のテレビ放送がどうなっているのかを番組表で確認したら、やっぱりテレビ東京の面白さが際立っていますね。『鑑定団』『孤独のグルメ』『カラオケ』『ものまね』の4番組だけで7時~0時という17時間を乗り切る、而もそのうち前者2番組11時間が再放送というんですから。そして、取り敢えず流しといて良いかなぁと思えるのがその再放送2番組だけというのも実に味わい深く。
 台所に立って、カツオ菜を取りだし、鰤の柵を切り分ける。お餅2つをアルミを強いたトースターの中に入れる。冷蔵庫に昆布・イリコでとった(水出しの)出汁が入っており、これに鰹出汁(これは出汁パックを煮立てる即席のやつ)を加えてから味付けしましょう。鍋に鰹出汁パックと水を入れて火にかける、沸騰したら冷蔵庫の昆布・イリコ出汁を加えて再び沸騰させる。別の鍋でカツオ菜を茹でて3等分、その後鰤も茹でる。トースターで餅を焼く。丼と小さなボウルとを準備して、それぞれに雑煮を入れていきます。お供え用の方(ボウル)はお餅無しで我慢していただきましょう。
 7時半、丼一杯分の雑煮、漬物は職場で戴いた奈良漬け。冬物語の500ml缶をかしゃぷしゅ~。『鑑定団』を流しながらだらだらと飲んで元旦。そう言えば、今田耕司が司会になって以降、この番組をちゃんと観るのは初めてかも。途中、Hさんにお電話を差し上げて、寝過ごしたお詫びと新年のご挨拶と。雑煮の量が多いので、食べ終わる頃にはビールが2缶空いてました。まだ8時過ぎなのに。勿論、ビールの後はお屠蘇……が無いので年末に東京で購入したカップ酒を出します。
 645蔵目・石川「長生舞」(硬水純米 カップ)。

 雑煮の洗い物まで終わったのが9時、その後は『孤独のグルメ』再放送を観ながら、乾き物を摘まみにカップ酒をゆっくり。
 646蔵目・富山「成政」(@カップ女子 純米吟醸酒)。

 正午過ぎに郵便受けを確認したら、年賀状が40枚ほど。こちらが出していない方のものが3枚あったので、返事の文面をこたつで書きました。投函は明日。13時過ぎから第2ラウンドの準備。冷蔵庫から「G」のおせちを取り出します。10cm×20cmの小さなお重が三層、それに瓶入りの黒豆(赤ワイン煮)。私はこの黒豆に目がなくて、いつも美味しい美味しいと言っていたら、今年はこっそり2瓶分用意して下さいました。福。全ての料理が2人分入っている中の何品かを豆皿にとりわけて先ずはお供え。その後、お気に入りの陶器皿(長門湯本の田原崇雄さんのお皿)に自分用の料理を並べます。ビールジョッキも箸置きも、去年の秋に田原さんのところで買った物を使います。ランチョンマットは縁起を担いで金色に。冬物語をかしゃぷしゅ~。福。TVの『孤独のグルメ』に飽きたら(何てったって再放送、一度観ていますから)、録画した昨夜の『孤独のグルメ』に移ります。これと『カウコン』とは1回観たら消去で良いかな。お~、関ジャニ∞が映った~。
 647蔵目・広島「山陽鶴」(純米吟醸 枡酒 ましゅ)。

 16時半に追い焚きをして入浴、お風呂から上がったら今度はお蕎麦の準備を。出汁は旅行土産の麺汁、具材は鶏肉・おぼろ昆布・生卵。お蕎麦と一緒に、再び「G」のおせちを昼とは違うお皿に並べます。18時にかしゃぷしゅ~。この頃には結構酔っ払ってますんで、『格付け』なんて観ながらノリノリで「A・B」どっちか考えたりしてます(そして、上沼恵美子はやっぱり面白い)。

 22時の就寝。明日は、午前中に少しだけ出勤します。振替休日の朝だから無人でしょうかね。

吉川ロカ ストーリーライブ

 大晦日に毎回書き残している、今年の私的5作品を公開。

 先ずは、2022年発売の新刊本。
 A.川添象郎『象の記憶』
 B.菊地暁『民俗学入門』
 C.森博嗣『オメガ城の惨劇』
 D.山内マリコ『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン
 E.山田詠美『私のことだま漂流記』
 AとDとは微妙にリンクするところも。Dは全10章の1つ1つのタイトルが朝ドラ1週間分のタイトルになっています。Bは内容も文体も◎。C・Eは作家活動後期(終期?)の感慨。

 続いて、2021年以前に発売された本の中から5冊。
 A.小原乃梨子『声に恋して 声優』
 B.田家秀樹『風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年』
 C.平松洋子『忙しい日でも、おなかは空く。』
 D.向田邦子『眠る盃』
 E.吉本ばなな『ミトンとふびん』
 発売当時はただただキャラへの興味だけで読んだAは、今読むと義母介護の壮絶ばかりが迫ってきます。Eは『デッドエンドの思い出』の次に来た傑作(長い間待ったなぁ)。Cは最初に読んだ平松エッセイで、今年だけで10冊以上、一生分の「こっくり」を見ました。Bは絶頂期(太田裕美松田聖子)だけを贔屓しなかった点が好感度大。鹿児島文学館で購入したDもやはり素晴らしかった。

 漫画5作品。
 A.いしいひさいち『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』
 B.加藤元浩Q.E.D. iff -証明終了-』
 C.水木しげる『総員玉砕せよ!(新装完全版)』
 D.よしながふみきのう何食べた?
 E.和山やま『女の園の星』
 2022年は断トツでA、というのは読めば誰しもが認めるはず。他も素晴らしかったんですけれどもね。

 CDアルバム5枚。
 A.新居昭乃『ミツバチの羽音』
 B.UA『Are U Romantic?』
 C.おおたか静流『おとづれ』
 D.後藤輝基マカロワ
 E.松任谷由実ユーミン万歳!!』
 おおたかさんの旅立ちは哀しい、最新作は長門湯本の音信(おとずれ)川沿いを歩きながら聞きました。藤井隆の才能は(清水ミチコのライブを通して)ちょっと知ってはいたつもりでしたが、Dを聴いて認識が甘かったことを反省、「Carnival」があんなに格好いい曲だったなんて。EのAI荒井由実、私は「あり」だと思いました(音源はOK、PVはイマイチ)。

 大晦日。午前中は時間指定の宅急便(本・酒・野菜)を待ちながらゆったり。書斎で書き物をしたり、リビングで旅行中の録画番組を消化したり(やっぱり上沼恵美子さんは面白いです)。お昼に懐石「G」に注文したおせちを引き取りに行かなければならないのですが、同じく注文しているHさんが車で取りに行って下さることになりました。正午過ぎに「おせち」をHさんから受け取ってから入浴、買い物。近くの魚屋さんに立派なイカ刺しがあったので、お願いして素麺にしてもらい、その間に近くのスーパーマーケットで幾つかの食料品を買い込み。素麺、1500円です(凄い分量)。
 帰宅後は、夜にお邪魔するHさん家への持ち込み2品を作成。モズク・胡瓜輪切り・ミニトマト1/4カット・茗荷千切りを混ぜて酢の物、これはボウル皿に入れた後で上から温玉を落とします。イカ素麺は納豆・胡瓜薄切り・茗荷千切りと一緒に並べてイカ納豆に。お刺身を中心としたお料理はHさんが揃えて下さっているそうなので、私は小鉢2品分と、大事な大事な日本酒とを持ち込みます。今夜は取って置きの4合瓶2本、泣く子も黙る埼玉「花陽浴」に、Hさんなら絶対に気に入って下さる新潟「醸す森」。

 お約束の15分前にHさん家に到着、居間のテーブルには既にお刺身や煮物やが並んでいます。お持ちした日本酒を冷蔵庫の野菜室に入れてから、お皿・グラスを並べたり、持ち込んだ小鉢用の食材をお皿に盛ったりとちょこちょこお手伝い。Hさん、ジュニア氏と16時の乾杯です。アラ還のHさんのご自宅で流れているのは『年忘れにっぽんの歌』で、今年はさくらと一郎が出ないことがとても残念ですが一応私も録画はしています(『紅白』もユーミンが出るので録画)。「醸す森」は案の定Hさん大感動のご様子、酒が美味いと料理も進みます。途中、ジュニア氏の竹馬の友Tさんも混じって(私も顔見知り程度ではあります)遅くまで……飲んで、21時。
 今年は母君がお世話になっている黄檗宗S寺にて除夜の鐘つきが復活、前回もHさんとご一緒したので今年もとお約束をしています。が、流石に飲んで食って喋って5時間もするとちとお疲れ、23時半の出発だとするなら一旦自宅に戻って2時間ほど仮眠を取るのもありですな、という話になりまして、Hさん家の居間を出て3分後には自宅寝室のベッドの上という近さです。スマホのアラームを23時15分にセットして、一旦お休みなさい……

すぐスマイルするべきだ 子供じゃないならね

 一昨日の「スアール」のイントロクイズでオツカル様が答えたホフディラン「スマイル」、私は全然知らなかったんですけれどもオツカル様はそれが意外らしく「有名じゃん!」と。で、今朝敢えてホテルモーニングをスルーして朝から(本当に何となく)「富士そば」に入ったのはきっとこの写真を撮るためだったのだ、という壁のポスター。どんぴしゃりでホフディラン、そこには「大ヒット曲『スマイル』の二人」の文字。直ぐさまオツカル様にメッセージを送りましたが、よく考えたら凄い偶然です。
 という訳で、早朝に起床して入浴(今朝は大浴場ではなく部屋風呂に)。8時過ぎにチェックアウト(荷物は自宅に配送手続き)して駅前の「富士そば」(柚子鶏ほうれん草蕎麦の大盛りにコロッケのトッピング、燥ぎ過ぎ)、そこからは五反田~品川~羽田空港と電車移動です。離陸の1時間前に空港に入り、書店やお土産売り場で時間を潰しました。上京時よりも帰りの方が飛行時間が長いので、その分怖さが増します(離陸・着陸時が最も怖いんですが、それ以外の時間もそれなりに怖いんです)。ドリンクはコンソメスープを選びました。13時に福岡空港着。

 空港からは地下鉄で博多、新幹線でK駅に帰着。JRのK駅からバスで西鉄のK駅に移動し、構内のスーパーマーケットで正月休み中に必要になる食料品を大量に買い込んでから、再びバスで自宅まで。15時。冷蔵庫の整理をした後、入浴。

 夜は、帰省中の63回生Tくん(経産省)に声をかけてもらって焼肉「S」へ、ゲストの63回生Iくん(弁護士の卵)と3人で。K市内には人気の焼き肉店が多いですが人と行くなら私のベストは「S」、森山牛をそこそこにお安い値段で食べられます。年末の金曜日は100人規模の広い店内が満席御礼で流石の人気店。TくんやIくんの近況を伺いながら、タン・カルビ・ハラミ・ホルモン、等々一通り。コロナ禍を考慮して1軒でお別れでしたが、和やかな時間を過ごせました。上京旅行の「おまけ」みたいなものかな(と言ったら2人に失礼か)。因みに、K市の新規感染者は800人でこれは東京都換算で35000人超、東京よりK市で飲む方がリスキーかも知れません(上京も「旅行」ではなくて「避難」だ、っちゅーことで)。
 この約束があったので、毎年30日の「もりき」忘年会はご遠慮したのですが、帰りのタクシーで「よく考えたら、まだ忘年会が続いてるんじゃない?」と気づいて行き先を自宅前からその少し先のお店に変更。果たして全員大概酔っ払っていましたが、参加者の半分くらいは残っていまして私も一献、一献、また一献。常連さんの誰かから「先生の差し入れてくれた東京の日本酒、あれはダメばい!」と言われて笑顔。「もりき」の流儀ではなかった味だったんですね、引き立て役になれたならそれはそれで。

 機嫌良く返って心地よく入眠。

 ノブヨシ侍『異世界居酒屋「のぶ」  エーファとまかないおやつ(5・6)』読了、★★★。
 ヴァージニア二等兵異世界居酒屋「のぶ」(16)』読了、★★★★。

 6時半の朝食バイキングは、2日ぶりに再会したポテトサラダとコーヒーとだけ。懐かし美味い。入浴、着替え。本日の移動先は五反田からは電車で少し遠くまで、初訪問の立川駅です。
 立川駅、都会。北口を出たところから始まるモノレールの線路下に沿って真っ直ぐに町を北上すると、左手に見えてくるのが「GREEN SPRINGS」と命名された一画。立川の近代的施設と昭和記念公園エリアの自然との境目に位置する場所に、恐らく文明と自然との交差をコンセプトにしたと思われるテーマパークが、これも恐らく最近オープンした模様。未来を見据えた健康志向とはこのようなものか、取り敢えず中心部の噴水パークには家族連れと女子グループとを中心にぎゅう詰まりの人々がバッテラみたいになってます。ちょっと近づくのが怖くなる人出ですが、折角来たのだから私も米粒になる勇気……の結果、中心部を抜けて入館した美術館は程々の訪問客で至って静かな空間でした。
 立川「PRAY! MUSEUM」の特別展『junaida exhibition IMAGINARIUM』へ。『怪物園』や『の』(←大傑作!)などの絵本で知られる作家・junaida氏の個展。総ての絵本の原画を含む500作超が一堂に会する圧巻のコレクションです。圧倒的なイマジネーションと精緻な描き込み。訪問者の殆どはお子様連れのママ(時々パパも)でしたが、ぐいぐい絵に惹き込まれていたのは大人の方だったようです。不思議さと美しさと恐ろしさとが同居した作風を、有栖川有栖伊坂幸太郎が自作に起用したというのは宜なるかな、ですね。私は、前述した大傑作『の』の全原画が観られたことで大満足。オッサンになってから読んだ作品ですが、幼稚園時代に読んで夢中になった谷川俊太郎和田誠『これはのみのぴこ』の感動が再びという経験でした。

 往復90分強の電車旅の目的は美術館だけだったのですが、折角ここまで来たのだから……と、立川から電車で10分の八王子駅へ。こちらは立川ほどの「都会!」ではない下町感、皮肉屋の伊勢正三ユーミンに東京と言ったって所詮は八王子と言い、ユーミンがあなたは東京オリンピックを知らないでしょう? と返した話は有名ですが、その八王子の近くまで来てファン歴30年が聖地巡礼をしない手はありません。駅から真っ直ぐ徒歩10分、「荒井呉服店」はシャッターが下りていましたが、写真を数枚撮りました。
 八王子から新宿へ向かう電車で川を越えながら、ユーミンが八王子だったという「距離」が大事なんだということを実地で理解。東京の「ウチ」の人間でもあり、東京を「ソト」から俯瞰する(憧れる)人間でもある、という両義性ですね。

 帰りの電車が新宿に到着する直前には少しうつらうつらとしてしまう程度には疲労。深夜・未明の往復で六本木の夜を謳歌した中学生のユーミン、感性もそうだけど体力がバケモンでしょ、と思う。オッサン、一旦五反田のホテルに戻って、ゆったりとお風呂に浸かりました。その後、着替えて今度はその六本木に、42歳にしてほぼ初訪問(少なくとも駅で降りるのは初めてです)。目的地は「東京ミッドタウン」で、用向きは午前中と同じく美術展鑑賞。「サントリー美術館」の特別展『京都・智積院の名宝』。長谷川等伯プロデュースの国宝障壁画が初めて寺外で一挙公開されると聞き、閉館間際にすべり込みました(滞在時間は僅か30分)。美術館の後は、施設内の箸専門店で、竹・漆の2種類(どちらも24cm以上のサイズ)を求めました。

 「サントリー美術館」は当初訪問するつもりは無かったのですが、夜の店が麻布十番だということで急遽組み入れた想定外。こういう想定外が起こるのは、勿論夜の店を手配した幹事が私ではないから。上京時の飲み会を人に任せるというのは普通しないことなのですが、56回生Oさん(食品開発→コンサル)は絶対に「通」だろうという確信があったのです。
 という訳で、12/29の夜は麻布十番の「トラットリア ケ パッキア」に56回生4人(Oさん・Oくん・Nくん・Mくん)と。
 流石Oさん、お上りオッサンが絶対に知らない街・ジャンルを的確に衝いてくれました。生ハムメロンなどという分不相応な皿、諭吉に届こうかというワイン、42歳がアラサーの教え子に「大人とは何か」を教わる夜。因みに、NSCのエンジニアMくん(卒業以来!)は冬のボーナスが「やっと」100万円を超えたんですって、羨ましい!(嫉妬、隠さんぞ)

 ホテルに戻って健康的な入眠。

ここで クイズなどしながら楽しくすごしてまいりましょう

 ゆっくり寝て5時半に起床、入浴後、オープンと同時の6時30分に朝食バイキングへ。サラダを中心に幾つかのお皿を組み立てたのですが、本丸だったはずのポテサラ(冷菜)は見当たらず。昨日尋ねた給仕の方は毎日あると教えて下さったのですがどうやら勘違いだった様子。明日のチャレンジに持ち越し。本日は、そういう些細なミスやトラブルなどは一切気にならない上機嫌な一日。何しろ、オツカル様と半日デートなのです。
 午前中、先ずは五反田駅前のネカフェで2時間程書き物を。その後、電車で神保町へ移動して古本屋数店を回りました。文庫・新書を中心に数冊をゲット。個人的には、単行本しか所有しておらずいつか見つけたらと思っていた清岡卓行『手の変幻』(講談社文芸文庫)と出会えたのは嬉しかったです。あと、以前持ってて見当たらなくなってた(若しかしたら卒業生にプレゼントしたのかも)渡辺一夫『人間模索』(講談社学術文庫)も。ネカフェの後で古本屋巡りですから、観光というよりは東京に住んでいた頃の(大学時代の)日常生活を再現しているような感覚。当時は学生という身分で、本を読む・人と喋る・酒を飲む、という3つを只管に繰り返す毎日でした。今は、教員という身分で、本を読む・人と喋る・酒を飲む、という3つを只管に繰り返す毎日です。一昨日のエントリに20歳の時から精神年齢が変わっていないと書いたんですけれども、そらそうだという話で。ただ、岩波神保町ビル入口の壁に大きく張り出された「岩波ホール閉館のお知らせ」は淋しい。時は移り変わっています。

 お昼過ぎに中野駅で待ち合わせてオツカル様と合流。嘗て、駅そばの雑居ビルの中で塾講師のバイトをしていたことがあり、駅自体は何度も通ったのですが、駅周辺で遊んだことは一切無く、数年前の『孤独のグルメ』に映った中野ブロードウェイに立ち寄ったことがない……という話をしたら、オツカル様が案内して下さることに。
 商店街のどん詰まりにある複合ビル、時計屋とサブカル屋(というか「まんだらけ」)に侵食された通りを、特にどこの店に入る訳でもないままだらだらと歩いた後、最下層の食品売り場の中で売られているクソでかソフトクリームを見る(買わない)、というコース。シャッターがおりている店舗が多かったのは空き店舗なのか水曜日という曜日のせいなのか。「まんだらけ」はビル内に数店舗が点在、それぞれが専門のコーナーに分かれている感じですかね。或る店舗の入口ディスプレイにはどこから流出したのかTVアニメのセル画が陳列されていました。その中に『サザエさん』のタラちゃんがあってこれは一瞬買おうかなという気分になりました。序でにオツカル様に尋ねます。
 私「最近、『サザエさん』観た?」
 オ「いや、全然」
 私「あのね、近いうちに必ず観て。ちょっと前に偶然観たんだけど愕然とした。タラちゃんが限界。多分、もう直ぐ聞けなくなるから」
 オ「そんなに?」
 私「花沢さんも厳しいけれど、とにかくタラちゃん」

 中野駅で待ち合わせたのは夕食が中野だから。その前にたっぷり3時間のカラオケを、DAMが良いというオツカル様のリクエストに応えられる店舗ということで「まねきねこ」にて。会えない時間に溜めまくった「新ネタ」を大放出、「一度歌った曲は二度と歌わない」「一日に同一アーティストの曲を2曲歌わない」、二つの約束を金科玉条として10年、もう直ぐリストは500曲です。本日の曲目、以下。
 オ①Bialystocks「灯台」(2022年)
 池①関ジャニ∞「NOROSHI」(2016年)
 オツカル様が最近の一推しと披露した曲、私は全く知らず。ボーカルは映画監督と聞いても「??」となるばかりです。ただ、曲は(歌詞も)格好良かった。オツカル様のアンテナに恐れ入るばかりですね(「すぽてぃふぁい」ってやつなんでしょうか)。私は俄エイターの若作り歌唱。風上にも置けないと言われるかも知れませんが、歌詞の「ら抜き」部分は勝手に変えて歌いました。
 オ②モーモールルギャバン「7秒」(2018年)
 池②中島みゆき「倶に」(2022年)
 最初にタイトルを観たときは本当に「7秒」で終わるのかと思いました(そういう巫山戯たことをしそうなバンドというイメージがありますし、何しろオツカル様ですし)がそうではなかった。私は中島みゆきの新曲、あまりに中島みゆきっぽくて別人によるパロディを疑いたくなる、という意見がオツカル様と一致。
 オ③崎山蒼志「覚えていたのに」(2022年)
 池③折坂悠太「星屑」(2021年)
 崎山・折坂両氏は対バンでツアーをした関係。この「覚えていたのに」という曲のぶっ飛び具合に、聴いたことがないまま勝手に「平川地一丁目」みたいな人だと思い込んでいた自分を深く反省しました。いや、滅茶苦茶格好良いっす。
 オ④町あかり「もぐらたたきのような人」(2015年)
 池④松任谷由実「深海の街」(2020年)
 オツカル様の曲は石野卓球が絶賛したものなのだとか。オツカル様の歌い方のせいかも知れませんが……私「これ、浜ちゃんが歌ったら合いそうじゃない?」 オ「分かる」
 オ⑤稲垣潤一「ジンで朝まで」(1982年)
 池⑤イルカ「いつか見る虹~"モルダウ"から~」(2008年)
 稲垣潤一の「クリキャロ」以前はオツカル様の十八番、「日暮山」は1stシングルのB面曲、そして「ジンで朝まで」は2ndシングルのB面曲。私は21世紀のイルカさん、『みんなのうた』から引っ張りました。
 オ⑥楠瀬誠志郎「ほっとけないよ〈Album Version〉」(1991年)
 池⑥米津玄師「パプリカ」(2020年)
 90年前後の男性ソロボーカル曲もオツカル様のカラオケ箱の中にたくさん。私は6曲連続で21世紀の曲(私にとっては最新曲)を歌ってもう弾がありません。
 オ⑦Fes☆TIVE「しゃかりきトップランナー!」(2020年)
 池⑦並木路子「リンゴの唄」(1945年)
 アイドルのお祭りソング、2020年に東京オリンピックを意識して発表したらコロナで延期になったという「曰く付き」の曲らしく。私は前の曲から人の一生分くらいの年月(75年)を遡りました。
 オ⑧CHAGE&ASKA「明け方の君」(1991年)
 池⑧フレデリック「YONA YONA DANCE(フレデリズムVer.)」(2022年)
 そう言えば、今年とれとれの新ネタがまだあったんでした。前の曲から再び人の一生分くらい時計を進めてフレデリズム。オ「前回のカラオケで歌ったのは?」 私「和田アキ子バージョン」 オ「今回が」 私「セルフカバー。聴いたことはないんだけど、多分本家の方が線が細いはず」
 オ⑨Mr.Childrenyouthful days」(2001年)
 池⑨湯原昌幸「雨のバラード」(1971年)
 ここから私は懐メロのゾーンに入ってほとんどヒトカラトランス状態、オツカル様の前で歌ったことが無い大名曲4曲(⑨~⑫)を絶対に歌うと決め、態々Twitterの「下書き」にメモまでしてきました。ミスチルは画面にPVが映ったんですが、余りにもグロい映像でちょっと引きました。
 オ⑩松平健マツケンマハラジャ」(2011年)
 池⑩いしだあゆみ「太陽は泣いている」(1968年)
 私は「金科玉条」なんですが(涙の操です)、オツカル様は融通無碍に決まりを軽くスルーすることも(そういう所も好印象)。様の「マツケンマハラジャ」は多分年1回くらい聴いてると思います。私はいしだあゆみを、キーを2つ下げて。完全に一人浸りなんで、この間にオツカル様にはドリンクの追加に行って戴きました。
 オ⑪MyDearDarlin'「青の君」(2020年)
 池⑪新沼謙治津軽恋女」(1987年)
 BSで長峰由紀関根勤とが司会をしている『昭和歌謡ベストテンDX』を毎週録画して、残したい曲だけ編集しているのですが、新沼謙治津軽恋女」はそれを観ながら覚えた1曲。3番まであって而もサビを最後に1回繰り返す。何回「雪」って言ったんだろう。オツカル様は、Twitterをフォローしている63回生Eくんが「本当に仕事しているんですか?」と心配するくらい、始終アイドル・お笑い芸人のイベントに足を運んでおられます。推し活は素晴らしい(私がオツカル様のことを考えたり実際にお会いしたりするのも「推し活」です)。
 オ⑫SING LIKE TALKING「My Desire~冬を越えて~」(1992年)
 池⑫伊藤咲子「木枯しの二人」(1974年)
 懐メロ大名曲の〆は伊藤咲子、これもキーを2つ下げて。
 オ⑬たま「あるびの」(1996年)
 池⑬武田鉄矢一座「夢の人」(1994年)
 オツカル様はたまの熱狂的な(?)ファン。私は、『ドラえもん』の(21世紀になる前の)映画の主題歌に関しては、熱狂的なとまでは行かないけれども大概なファンだと自認しています。
 オ⑭中西圭三 Featuring 米倉利紀「非情階段」(1994年)
 池⑭布施明「今夜は気取って」(1978年)
 来年2月のライブが今から楽しみな布施明ペンネームを使った自作曲。情けない男の歌ですけれども、歌唱力張り上げ系の、歌っていてノレる曲だと最近気づきました。オツカル様は90年代男性ソロ箱から1曲。二人とも、声には段々疲れが見えます。
 オ⑮鬼束ちひろ「Cage」(2000年)
 池⑮研ナオコ「ワルツ」(1995年)
 黙ってても毎年がっぽり印税が入る高橋ジョージが提供した、研ナオコ90年代のソロシングル。私は密かに名曲だと思っています(以前、自宅近くのスナックで歌ったら知らないお客さんに「良い曲だねぇ」と沁沁言われました)。オツカル様、その高橋ジョージの名前をご覧になった瞬間に、「まともに聴いたことは一回もないけど、アラフォーなら歌えるはず」と、次の曲を……。
 オ⑯THE 虎舞竜「ロード~第二章」(1994年)
 池⑯元ちとせ「君ヲ想フ」(2002年)
 私「あぁ、僕も確かに歌えるわ、これ。『CDTV』でほんの一部を観たくらいしか経験無いはずなのに」  オ「でしょ? 多分、第三章も歌えるんじゃないかな」 私「かすかに覚えてるよ。『君のぶんまで生きよ~♪』ってフレーズがあった」 アラフォーなら共感してくれるやり取りだと思います。鬼束ちひろ元ちとせも、もうふた昔前ですか。さて、そろそろお開きの時間です。ふるさともおまつりもふた昔、と歌ったのは井上陽水で、私が二人のカラオケで必ず最後に歌う(歌わされる)のはその井上陽水の「夕立」なのでした。
 池⑰井上陽水「夕立」(1974年)

 オツカル様との夕飲みは、中野の中華料理「蔡菜食堂」。もともと人気の町中華が『孤独のグルメ』で聖地化したお店。ドラマ直後に56回生「いつメン」と訪問して以来、数年ぶりの再訪です。17時台の予約入店でしたが私たち2人でそう広くない店内は満席、その後に次々と訪れるお客さんは全て断られていました。ドラマでは市毛良枝が演じていた女性店員さんから先ず勧められるのは黒酢ソースのスペアリブ、注文後に秒で(1分以内で)出てきたお店の「お約束」です。美味。その後は、一皿でビール3本はいけそうなおつまみ盛り、後は麻婆豆腐に水餃子、ボードメニューの百合根チップス。〆は焼きそば。オツカル様に配慮して野菜の割合は少なめになる(私にしては少々「腕白」な)注文。紹興酒は瓶で注文して余ったのを持ち帰って良いというシステム(オツカル様に引き取って戴きました)。

 中野駅からバスで要町に移動。オツカル様とのデートの最後(二次会)は、最近話題の(私のTLだけではなくて、割と広く話題になってますよね?)クイズバー「スアール」。池袋駅西口から徒歩圏内の雑居ビルの中に、全ての座席に本格的な早押しボタンが設置されたバーがあるのです。お酒を飲みながら誰でも気軽に早押しクイズが出来る。オツカル様はTQCのメンバーなので、クイズに抵抗はありません。
 Lの字カウンター、テーブル席、で20人程度が入るのかな。お店の一角に問い読みブース(マイク・スクリーン等)があり、問読みとバーテンとを兼ねる店員さん(年若い女性)2人がクイズ企画を進行したりお酒を作ったりと忙しそう。私とオツカル様はカウンター席のいちばん端。最初に渡された名札には「いけもと」と平仮名で。
 先程の中華同様、ここも私たち2人が入ったら満席になりました。特別に何の説明もないまま、早押しクイズ・多答クイズ・イントロクイズ……と色々なクイズが流れていきます。お酒は多少高めの値段設定でしたが、遊びながらだからそうクイクイと飲み進める人は居ない、という設定なのでしょう。私はビールを2杯だけ。企画はシンプルなものばかりで、恐らく今夜はクイズを趣味とする(強火の)客は居ないということなのでしょう。我々の隣の独り客(男性)は相当な常連さんらしく、お店のクイズは大体知ってる(要するにメチャメチャ強い)方でしたが(その方が、お店のシステムを色々と教えて下さいました)。
 終盤(閉店間際)、お店に私宛の電話がかかってきたと言われ、出てみたらお店の経営者だという方から「F校の池ノ都先生ですか?」と尋ねられました。高校クイズ研究会で私が顧問を務めた58回生のSくんのご友人だということ。名札は「いけもと」ですが、オンラインの予約時には本名で登録していたのです。狭い世界ですね。因みに、店員の女性2人は、私たちのだいぶ後輩に当たる(現役の)東大クイズ研のメンバーでした。

 そう言えば、「スアール」はお客さんが持ち込んだクイズを飛び入りで出題するのもOKでした。私より少し年上くらいの男性が流した30問程度は、お店の流儀に併せたオーソドックスなものが多かったですが、災害現場とバラエティ番組とのパラレルで「爪痕」という答えを導く問題はちょっとだけ変化球で、これは勿論私が取りました(私が答えなかったら、オツカル様が持って行かれたでしょう)。帰りにオツカル様がぽつり、「問題の持ち込みがOKなら、今度持っていこうかな」 お、再訪アリの感触なのね、んじゃ私も。
 ただ、後でオツカル様に書いた年賀状には「僕たちの問題は、多分『スアール』には合わないと思う」とコメント。

 はい、幸せな一日でした(日記の文字数が6000字に届こうかとしています)。ホテルに戻って(主に精神面において)健康的な入眠。

そっとのぞいたら 帰りたかったの

 4連泊のホテルは朝食つきプラン。今日は昼食も予約済みなのでスルーしようかと思ったのですが、せっかくだからコーヒーだけでもと1階のレストランへ。コロナ仕様のビニール手袋付き和洋バイキング。コーヒーだけというのもあれだからサラダくらい、と葉野菜とポテトサラダ(ジャガイモだけの真っ白な冷菜)とを皿に載せてテーブルへ。で、サラダのポテトを一口食べて、私、絶句してしまいました。これ、小学生の時に大好きだった、今は無き北九州厚生年金会館の中のレストラン(店名失念)の、ハンバーグステーキの付け合わせのポテトとソースの味が全く同じです(あちらは重ね焼きにいしていましたが)。30年ぶりの再会に感動して、思わず給仕の方に「このポテトは毎朝ありますか?」と食い気味に訊ねてしまいました。毎朝、少なくともサラダは食べようと決意。

 入浴後に部屋で休憩、出発は9時で、五反田駅前から六本木ヒルズまで走る都営バスに乗ります。9時半着のバス内は閑散、ヒルズが動き出すのは10時なのかと想像、実際私の目的としているイベントも10時開場です(時間指定の予約チケットを購入済み)。
 車窓を眺めながら、25年前を思い出します。昨晩一緒に飲んだでっくんは、東大からではなくF中時代(もう少し厳密に言えば、校舎は違いましたが小学校時代のZ塾)以来の付き合いで、F校時代には寮生活を共にしていました。その高校時代、四半世紀前の年末の風物詩といえばユーミンのニューアルバム発売(実際には、96年辺りから売り上げは減少し、アルバムの発売時期にも乱れが出始めていましたが)。で、12月の発売が、第4回定期テストの勉強時期と重なるんです。そこで、発売日に購入したアルバムをでっくんに試験最終日まで預けておくんですね。一度でも聴き始めたら夢中になって勉強どころではなくなるので。
 で「あのねぇ、自分から預けといて、そんなに恨みがましい目をします?」
 私「恨み? 滅茶滅茶感謝してるよぅ」
 で「……本当は?」
 私「辛い! 苦しい! せめて歌詞カードくらい読ませてくれてもいいじゃん!」
 で「ダメです」

 六本木ヒルズ東京シティービュー」にて開催中の『YUMING MUSEUM』。ファンとしてアーティスト70年を辿りつつ、あの曲この曲に彩ってもらった自分自身の来歴を振り返ることのできる至上の体験でした。
 入口直ぐに置かれたグランドピアノ、その周りにはユーミン直筆の歌詞・曲の制作メモが散っています。歌詞は、その後発表されたバージョンになる前の推敲段階のものが読めて貴重。ファンにはあまりにも有名な螺旋階段抜けだしエピソードの鬘、舞台衣装からロボットの象までのツアーアーカイブ、『Shangri-la』に参加したサーカス団メンバーからの祝福メッセージ(ロシアからのものとウクライナからのものとが交じって切ない)……ランチを予約した12時までの2時間ではとても足りないボリュームです。自宅デスク再現コーナーで古語辞典は岩波だと知ったので、早速私も真似する……かはともかく、購入は絶対ですね、とかいろいろ。笑ったのは、70年代中頃に出演したTV番組(多分『セブンスターショー』)のスタッフに送ったという直筆の手紙。ユーミン喉ちんこが無いというのは有名ですが、手紙の中でその自らを指して「ダミ声ディープスロート」と命名するなど毒舌は若い時からだったのね、と。展示コーナーの最後には、各界著名人が好きな1曲を紹介するボイスメッセージのコーナーも。ユーミンの歌声をバックにそれぞれが思いの丈を語り尽くす中、羽生結弦氏だけは「春よ、来い」のイントロジャストの長さに原稿を合わせ、「是非、聴いて下さい」の結び直後に歌が始まるという完璧なDJを務めていて、やっぱ凄ぇわ、と思わされました。
 因みに、荷物入れのバッグは一昨日の清水ミチコさんの公演で購入したみっちゃんトートバッグ。罰当たりにも程がありますが、近年お二人は雪解けの模様なので、まぁ。

 ランチは「東京シティービュー」隣接のおされバー「THE SUN & THE MOON」にて、人生初のアフタヌーンティーユーミンコラボのフード・カクテル(「サーフ天国、スキー天国」「ダイアモンドダストが消えぬまに」「恋人がサンタクロース」等々のウィンターソングからのインスピレーション)を、東京タワーが見える窓際の席で、ユーミンをBGMに。至福……でしたが42歳の胃には重かった(何せフードは6段盛り!)。多分、今日が今年イチ肥る日ですね。夜は63回生と和食コースですが、多分酒以外入らんな、胃袋小宇宙のEくんに頑張ってもらおう……
 ……と思ったんですが、ヒルズから東京タワー経由で御成門駅まで1時間程歩いて、鮨詰め状態の「科博」の特別・常設展を2時間歩いて、ホテルで1時間お風呂に浸かったら、何とか「昼ご飯は素うどんだった」くらいの体感にまで行き着きました(足はかなりの疲労)。

 御成門駅から上野駅へ。目的は、「国立科学博物館」の特別展『毒』。年内最終日、平日16時の館内はちびっ子と保護者とで鮨詰め状態。42歳183cmは、ちびっ子たちの後ろから覗き込むように展示を見回りました。
 結局写真撮影をしたくなるのは動物ばかりだ(植物菌類鉱物、解説ボードなどではなく)というのに私の興味の程度など現れていますが、それでも楽しかった。ジャガイモの芽、ハウスダスト、酒や煙草などの嗜好品……我々は生存(衣食住等の肉体維持)・生活(余暇及び精神活動)両面において様々な毒(裏返せば薬)に取り囲まれているという事実を出発点に、環境(自然・人工)世界における毒の様態様々、そしてそれを利用研究時には創造すらしてきた人間の知の歴史を概観する展示。
 前述の通りちびっ子の後ろから覗き込む形、剥製等の展示はともかく、目が悪いために解説の文字が遠くからでは見えない部分が多々あって悔しく。総花的という言い方でまとめてしまったらそれこそ「毒」ですが、それだけ毒の世界は広大だということなのでしょう。因みに、新型コロナウイルスの影響下で現今の人類の興味を集めている「ウイルス」は、今展示では定義として「毒」に含まれていません(という、冒頭近くの解説も面白かったです)。

 五反田のホテルに戻ってゆっくり入浴、夜の約束は大塚駅、相手は63回生「いつメン」(高2~3年で私が担任を務めた卒業生)です。お店は、上京時に度々訪れる和食「みや穂」。おつまみコース4500円(サラダ・小鉢3種・お造り・椀物・焼き物)はK市価格でも通用、質・量ともに申し分なく、最初の有機野菜サラダだけで赤星が2本空くレベルです。その後は日本酒三昧。
 お店は最高だったんですが、予約時の私の(3人の職業がもたらす突発的事態を想定しなかった)判断ミスで集まり自体はグダグダでした。リクルートEくん、みずほ銀行Tくん、財務省Mくんの4人でのコース予約だったのですが、官僚は仕事でドタキャン、行員は1時間弱の遅刻。料理は4人分を3人で分けました。その後、池袋で飲み直そうかと移動した(ここから仕事上がりのMくんが合流)のですが、「知音食堂」「韓二郎」「中国茶館」と連続3軒断られた辺りで私の方が音を上げてしまって、結局1軒で解散することに。
 今夜「みや穂」で全額払った分は、次に会う時にEくんたちがリベンジ支払いしてくれるんですって。因みに、私と別れた後の3人は近くの「鳥貴族」で阿呆ほど飲んだくれたそう。「鳥貴族」(←行ったこと無い)なんだったら、俄エイターとして参加すれば良かったかしら。

 ホテルに戻ってコンビニ惣菜で飲み直し、就寝。

君に会えるよ どどどどどどどどど

 ホテル起床、朝風呂。素泊まりのプランなので朝食を外で摂ることにして、ホテル徒歩5分のおされカフェでサンドイッチと美味しいコーヒーと。私、半年前くらいから、スマホの音声検索で「近くのカフェ」とかいうのが出来るようになったんです(ずっと以前、オツカル様がスマホを口に充てて音声検索をした姿を「どどどどどど、ドラゲナイッ!」と驚愕の目で見た時から比べたら格段の成長です)。
 ホテルに戻ってチェックアウト、博多駅から地下鉄で空港に移動して(地下鉄から空港の連絡のスムーズさに驚きました)、手荷物検査。私、薄いシャツ1枚の上にジャケットを羽織ってその上にロングコートという格好なので、ゲートを潜るときにはシャツ1枚にならないといけません。飛行機にはだいぶ慣れました。離陸着陸のことを以前は発射墜落と呼ぶほどに恐れていたのですが、今は多少手汗をかく程度で済みます(一人親をお見送りしたので、今生に残した義務もありませんしねぇ)。機内では、旅行気分高揚にうってつけのBGMとして『GR8EST』を選択、ドリンクは旅行時にのみ自らに許すコカ・コーラ

 羽田着。先ずは電車で品川駅に出向き、構内の「サザコーヒー」実店舗でHさんへのお土産(お歳暮)を購入。箱詰めにしてご自宅に郵送の手続き。私のスマホの電話帳には、Hさんの住所の番地が登録されています。
 品川駅から五反田、宿は駅徒歩5分の立地でちょっと高級なところ。フロントに荷物を預けてから、本日最初の観光地(聖地)に向けて歩きます。初訪問の酒屋「内藤商店」は、100蔵超が並ぶカップ酒の専用の棚を一通り眺めただけで未踏破の蔵が5蔵「も」あるという充実ぶり。買いはしませんでしたが新潟「醸す森」も置いてありました(売り切れ寸前でした、やっぱり人気なのね)。日本酒好きには天国みたいなところでしたが、それよりも更に焼酎のラインナップが充実しているという底の深さです。自分用にカップ酒5種、4合瓶2種を購入して自宅に配送手続き。そして、東京の蔵で「屋守」以外の(「もりき」で仕入れていない)ものを1本選んでいただいて、これは「もりき」店舗に配送をお願いしました。「もりき」での常連忘年会に先約があって参加できないのですが、珍しいお酒の1本でも(上京土産代わりに)差し入れ出来れば、と。
 酒屋から五反田駅まで戻る途中で、「もりき」マスターとHさんとにそれぞれお酒・珈琲豆をお送りした旨をメールでご連絡。実はお二人、秋にお店で大喧嘩をしたらしく完全に断絶状態だったのですが、25日にHさんがお店を訪問して雪どけしたばかりだったことを伝えられました。現場には居合わせなかったけれどもHさんは無茶苦茶怒ってたからもう無理かなぁ、と思っていたので安堵。Hさん、忘年会にも行かれるそうです。

 五反田駅からは山手線で池袋、日本酒の後は紙の書籍の「聖地」に向かう巡礼梯子です。「ジュンク堂本店」、2時間ばかりの店内逍遙、「背表紙読書」で気になった本をポイポイと籠に放り込みます。10000円購入するごとにコーヒーチケット(4階のカフェ)というのが無くなっていましたがこれは随分昔の話なのかな。無人レジが有人レジより推されている(有人レジの窓口が絞られている)のも昔の話?(私は、購入した本を自宅に配送するお願いをしなければならないので有人レジ一択です)

 2軒の「聖地」を回ったら時刻は既に16時。一旦五反田に戻ってホテルにチェックインします。部屋ごとのアメニティは廃止されているとのことで、フロント横に積まれたコーナーから必要分を各自が持って行く方式だそう。昨今定着した「プラ削減」の方式なんでしょうが、フロントの方の口から出てきた「アメニティ・バー」という言葉は初耳でした。新語、生まれますねぇ(ホテル関係では、「黙浴」という言葉を初めて聞いた時もちょっと驚きました)。
 入浴後に着替えて五反田駅へ。夜の約束の時刻までにもう一ヶ所くらい観光をねじ込もうかとも考えたのですが、60分程度なら(年も年だし)ゆっくり休もうと考えを改めました。約束の場所は神泉駅、渋谷駅構内で山手線~井の頭線と移動する道が大幅な迂回をするものに変えられたと(前回の上京で)知ったので、今回はハチ公口から駅の外に出て、スクランブル交差点(凄い人出!)を横断してからマークシティエスカレーターを上りました。神泉駅到着の後は、駅近くのレトロな喫茶店でカフェオレを2杯飲んで読書。

 12/26の夜は、神泉のダイニングバー「ぽつらぽつら」のカウンターに3人が並びました。TQC東京大学クイズ研究会)18期の会長がっ様(ゲーム会社)、副会長池ノ都(一貫校教諭)、会計でっくん(病理医)。がっ様はご結婚なさってお子様がお生まれになり、でっくんはスウェーデンへの研究留学を経て立派なお医者様になり、と人生の歩みを進めているのですが、お酒を囲めば精神年齢は20歳当時のまま……これは当時に戻っているのではなくて恐らくそもそも変わっていない……なのです。顔面を殴打されたという話(どんな話や)の比喩に「7巻収録の『タヌ機』レベルの顔面殴打」とか使っちゃうんです。その場の笑い以外に益のない(本当に楽しい)話をしながらお互いの無事を確認。
 さて、私は大好きな「ぽつらぽつら」ですが、コロナ禍を経た再訪でコースの構成が大きく変わっていました。絶品の一言だった野菜のテリーヌが無くなっていたこと、八寸の皿数が減っていたこと、は大変残念でしたが、その分1品1品の料理には益々の工夫が施されていました。このコースだったら、野菜無用のオツカル様でも誘えるなぁ、とか考えながら。

 開始が若干遅かったので、1軒に3時間の長居をして(コース終了後に単品のおつまみを追加)から解散。
 ホテルに戻って健康睡眠。

カニカマの夕べ

 本日から、博多で1泊、東京4泊の旅行です。ご仏前のお茶とご飯とを毎日交換することが出来なくなるので、5日以上賞味期限がもつもの(カロリーメイトや野菜生活、プリッツなど)を籠に盛ってお出しするという親不孝者。5日分の着替え、アメニティやサプリメント、本にCD、身軽を心がけても手提げの旅行バッグは結構な重さになります。持ったまま街を歩くのは面倒くさい。

 というわけで、K市から博多駅まで新幹線で移動した後は、直ぐに徒歩圏内のホテルに出向いてフロントに荷物を預けました。さてお昼はどうしようかと思ったら、ホテルから徒歩2分の通りがかりにちょっとした行列。どうやら11時開店のラーメン屋を待っている様子だったのに、旅の身の気まぐれで自分も並んでみたら……入店まで30分近くかかってしまいました。初訪問、「一幸舎総本店」です。
 ラーメン屋の麺は店が推している筈の「普通」を頼むのがベストだという信憑を持っているのですが、その体で注文したらこのお店の麺は私には硬過ぎました。それなのに周りの多くが「バリカタ」を注文していてこれは正に文化の違い、私はどうやらお呼びでなかったようです。開店5分前に並んだ私は10数組目(二巡目)だったのですが、店を出たときには50人ではとてもきかない人数が並んでいて驚きました。日曜日だとしてもすごい。

 ラーメンというよりは時間を食ったという感想、店を出たら既に開始時刻十数分前だったので、博多駅まで全速力で走ってタクシー乗り場に並び、中洲川端の映画館まで飛ばしてもらいました。席は空いていたので良い場所を確保できましたが、上映会場に入った時には開始前の予告映像がほとんど終わっていました。正にギリギリセーフ。
 目的の映画は三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』。先天的に聴覚をもたない女子プロボクサーの日常を描いた静かなる激作でした。音楽は(特殊な使われ方をした極々一部を除いて)無し、そのためにクリアに響く全ての物音が主人公だけには聞こえていない、という事実を終始突きつけられてきます。岸井ゆきのという女優は顔も知らなかったのですが、試合中の眼力がとにかく圧倒的で、台詞ほぼ無しの所作と表情とだけで主人公の複雑且つ「正直」(←ここ重要なので括弧で協調)な為人を演じきって見事。他の役柄を演じているところを一度も観たことがなかったのは幸運だったのかな、と。
 行きは(急いでいたので)エレベーターで上映会場までのぼり、帰りは階段を使って地上までおりるのが「中洲大洋」の味わい方。階段の途中の壁に、懐かしの映画会社のロゴを並べたクイズ(?)コーナーがあるのです。

 ホテルに戻ってチェックイン、入浴後に着替えて出発。博多泊のメインは国際会議場にて清水ミチコさんのリサイタルです。
 何故かクリスマスに福岡公演を選ぶみっちゃん(救済なのか煽りなのか、聖夜が寂しかったことがないです)、サンタさんからの今年のプレゼントはA列(つまり最前席)のチケットでした。今年のツアー、副題は「カニカマの夕べ」。自らを「カニカマ」に喩えるこのタイトルだけからも天才の仕事だと分かりますし、裏テーマに持ってきたユーミン50周年とカニカマ開発50周年とが偶然被るという運をお持ちだという点も素晴らしいと思います。今年のステージは、ラストで2回「陳腐陳腐」と繰り返す歌詞で某国を巧みに皮肉るなど、時事ネタに良作がふんだん。加藤登紀子も態々電話してきて絶賛したという「百万本のバラ」はYouTubeで公開されています。

 終演後はタクシーで赤坂へ。目的地は寿司割烹「いでの上料理店」。10月に63回生Iくんと初訪問した時に、その場で次をと本日の予約を入れておいたのです。その時に「すみません、聖夜に辛気臭い一人客で」と詫びる四十過ぎにお店は優しかった。
 お店に許可を取って、お料理の写真とメモ帳へのメモをとりながらの独酌。メモは使われている食材だけを書いています。例えば最初のお皿なら「カナトフグ・蕪・山葵菜・雲丹」、次の茶碗蒸しは「鱈白子・有明海苔・カマンベール・米」といった風(私、白子は多分もう大丈夫な人間になりました)。お寿司の直前には地鶏と九条葱とを水炊き風にしたお椀が出て福岡っぽく。お寿司は11貫(鰆・槍烏賊・縞鯵・本鮪・子持ち昆布・車海老・海老塩辛・鯖・雲丹・鰻・稲荷)で、その後で卵と煮麺とがついてきました。
 ビールを2杯飲んだ後で日本酒へ以降。「産土」~「鍋島」~「瀧自慢」~「ちえびじん」。

 赤坂から博多まではバスで移動、ホテルに戻って健康的に入眠。明日からは4泊5日の東京旅行。

まだ消え残る 君への想い

 塞翁が馬。朝のコンビニで昨日当選した『笑いの大学』の支払いを早速……の途中で、2023/1/2(月)の『シスター・アクト』@博多座、カード払いで予約したつもりが実際はコンビニ店頭支払いの予約手順を踏んでおり、気がつかないまま入金期限のキャンセル扱いになっていたことに気づきました。あ~あ。仕方がないので今から再演を待つことにしましょう。取りあえず、同行予定だった63回生Eくんにはメールで謝罪。こっちから誘っといてねぇ。

 六ツ門のカフェ「N」はK市における朝食私的ランキング1位。ここでサンドイッチだとかエッグベネディクトだとかを注文して、ラテアートが美しいコーヒーを飲みながら読書というのが最高の贅沢。8時半頃に入ってゆったりと朝食を摂り、店を出て西鉄K駅まで歩いたら10時開店の構内書店に入れるというのが大体の流れです。カフェで読んだ本はミステリ。
 西鉄から一旦自宅に戻り、仕事道具を準備してから徒歩で学校へ。職員室では、浪人生及び高3生の依頼添削を1時間強、年賀状の絵柄・宛名作成及び印刷を2時間、時間割関係の仕事を1時間。徒歩帰宅の途中で寄った魚屋で、お高い中トロを含む2種類のお刺身を購入。

 負けてない。今日が今年の仕事納めなんだから私は負けてない。萩尾望都展グッズのグラスでスパークリングの日本酒を傾けつつ森博嗣を読んでるんだから私は全然負けてない。ケーキこそ無いながらその代わりに900円もするお高い中トロ買ってる私が負けてる筈がない。明日の夜だって清水ミチコの公演を最前列で堪能するんだから寧ろ勝ってるとさえ言える。
 森博嗣『オメガ城の惨劇』読了、★★★★★。万感。
 644蔵目・岐阜「天領」(すますま 発泡性)。

 明日から5泊6日の旅行(福岡~東京)だ!

お新香食べるの好きなのよ 胡瓜じゃなくて 100歳!

 ボタン1つでお風呂にお湯が溜まる文明生活。40分程かけて浴槽がいっぱいになったら「お風呂が沸きました。保温運転しません」というボイスが服を脱げと命じます。ただ、炊事をしていたり書斎で音楽を聴いていたりしたら、時々ボイスを聞き逃すこともありまして、気づけば50分60分過ぎててあらあらとお風呂場に行くことに。で、その内の20回に1回くらいなんですけれども、ボイスを聞き逃してたんじゃなくてそもそもボイスが発せられてない、ボタン1つを押したつもりが押せてなかっただとか浴槽の栓を閉め忘れてただとかいう理由でお湯が全く溜まっていないことがあるんです。風呂の蓋を開けたら中が空っぽ、というのを全裸で眺めて立ち尽くす一瞬の虚しさたるや。
 せっかくのお休み(祝祭日)なのに、朝から失敗をしてしまい全てのやる気を失う(改めてボタンを押す、服を着る、書斎で適当に時間を潰す、口惜しいからいつもより長めにお湯につかる)。午前中は思いっきりだらだらと過ごして、朝風呂から出たら既に10時を大きく過ぎていました。

 11時に近所のラーメン屋「M」でワンタン麺の大盛り。昼過ぎの西鉄電車で天神へ。大雪強風の中を革靴で出掛けるのはあれですが、午前中にだらけた反動で午後をアクティブに過ごそうと思い立ってしまったのです。因みにどのくらいの大雪強風かというと、電車の停車駅でドアが開く毎に車内が小さく吹雪くくらい。
 福岡行きの目的は県立美術館で、開催中の2つの特別展をはしごしました。『日本の切り絵 7人のミューズ』~『野見山暁治 寄贈記念展』。前者は日本を代表する切り絵作家7人による合同展。作品世界は具象から抽象まで様々でしたが、何れも(基本的には)鋏1本の超絶技巧、吹雪をおして大勢の鑑賞者が訪れていました。後者は102歳にして現役、郷土を代表する文化人の令和最新作(101歳・100歳辞典の作品)から大学卒業制作(第二次大戦中)までの来歴を遡って辿るというもの。
 F校の校舎5階に、野見山氏制作のステンドグラスが飾られています。58回生の卒業記念品です。それに付けられた紹介プレートが何故か「野見山暁『冶』」になってるんです。「さんずい」の一部が擦れて「にすい」になったのではなくてはじめから「にすい」になってる様子。そっちの方が難しい(不自然)だろうに。

 「岩田屋」で靴を2足購入。自分の足のサイズが分からずにいつも適当なものを買っていたのですが、40歳を過ぎてからここのシューフィッターさんにジャストな靴を提供していただいたのを機に、今後靴は「岩田屋」でしか買わないと決めているのです。
 デパートの袋を提げて帰りの電車。雪はほぼやみました。K駅に到着後、徒歩10分の美容室「G」で馴染みの店長Kさん(ワンオペ)に髪の毛を切ってもらいました。1時間、あれやこれやの話をしながら。

 2023/3/30(木)、内野聖陽瀬戸康史笑の大学』@キャナルシティ劇場、昼公演のチケットが当選。これは嬉しい、楽しみです。となると、来春の上京は3/31(金)からになりますね(30日を福岡泊にして翌日福岡空港から出発)。誰か都合が合うなら、30日の夜は福岡市で卒業生を飲みに誘おうかな。
 ということで、3/30(木)の福岡泊のホテル、及び3/31(金)~4/4(火)の上京時のホテル・飛行機をネット予約。

 夜は自炊。具沢山の炊き込みご飯を土鍋で炊いたのですが、今日はあまり上手くいきませんでした。買っている米の粒が小さくて、他の具を入れたときの炊き上がりが悪いんです。むぅ。おかずは烏賊納豆・味噌汁。ビールから日本酒、広島のカップ酒は4蔵目で最後です。
 642蔵目・広島「粋」(にごり酒 CUP)。
 643蔵目・千葉「宝船」(純米吟醸)。